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BLOG

2021年11月20日

猟友会デビュー

夏に取得した狩猟免許。
狩猟解禁に伴い、今日、猟友会の集まりがあり
初めて参加して来ました。

川島に住んで20数年。
男性しかいない中に参加し続けましたが、
猟友会はその最後になるんだろうな。
朝、集合場所の猟師小屋へ行くと、
私を迎え入れるお兄さん達の方が緊張している(笑)。
仲良しの正美さんが、私を皆さんに紹介して下さり、
そこから少しずつ、皆さんは心を開いて行って下さいました。

今日の作業は罠を国有林内に仕掛けること。
いくつかのグループに分かれ、
それぞれが獣道….
主に猪が歩いて出来た道を探し、
そこに罠を仕掛けて行きます。
私は正美さんの軽トラに乗せて貰い
一から教えて貰いました。
急な斜面を登り下りし、罠を仕掛けて行きます。





ひとチーム、10個の罠を仕掛け、猟師小屋に戻ったのはお昼。
朝から仕込んでくれていた
猪汁が待っていました。







でっかい猪の肉がゴロゴロ入っているんだけど
これが滅茶苦茶美味しい!!
隣に座っているお兄さんが、猪肉の扱い方や作り方を教えてくれる。
「次はナイフを持って来い!肉の捌き方を教えてやる!」
と、ありがたいお声がけも。

猪汁を食べ終わると流れ解散だったけど、
「よし、次行くぞ!」
と、他の山に罠を仕掛けに行く方から
有無も言わせず同行を促される。
猪の痕跡だらけの山で
色々、教えてくれながら、
あっという間に3つの罠を仕掛けてしまう。
さすが、お見事!

私はまた、面白い世界を知ってしまった。
もう、東京には戻れないな〜。
改めて、そう思った猟友会デビューでした。

2021年10月13日

今朝のご飯

あきたこまちの新米を白米で。
お味噌汁は原木のなめことわかめ、油揚げ。
紫かぶのぬか漬けと
大根の葉っぱを栗茸と炊いて。
納豆は2杯目のご飯に乗せました。
夜中から雨。
旬の恵みで遅い朝食。



今日も良い1日に。

昨日から、野菜の発送を少し再開しました。
秋のニューフェイスを紹介します。

まずは菊芋。




野菜のソムリエを取得する時、
戦前は食べられていたけど、
戦後は豚の餌になり、現在は食用になっていないことを知り、
なんとか復活させたいと思った菊芋。
今は健康ブームに乗って、人気が出た野菜です。
めでたし、めでたし。
掘って、山の湧き水でさっと洗ってお届けいたします。
届いたら芋同士を擦り合わせて洗って下さい。
それでも落ちない土は包丁で取って下さい。
皮は剥かずに
1センチくらいに切って、素揚げにし、塩を振れば
手が止まらない美味しさです。
私のお勧めはポタージュ。
野菜の発送時にポタージュのレシピを同封いたします。
菊芋は今年最後まで発送いたします。


こちらは木曽紫かぶ。
お味噌汁も良いけれど、
豆乳か牛乳でシチューにすると色が映えます。
まだ霜が降ってないのでイマイチですが、
霜に当たってから漬ける、漬物は最高です。



カーボロネロと言います。
イタリア、トスカーナ原産のキャベツです。
最初に作った時、どうやって食べれば良いのかわからずにいたら、
宿泊のお客様がトスカーナに頻繁に行かれるそうで
わざわざ現地の取引先の方に食べ方を聞いて下さいました。
細めの千切りにして、
オリーブオイルとニンニクで炒め、塩、胡椒で味を整えます。
これをトーストに乗せるのが現地スタイルらしいですが、
そのままでも十分美味しい。

写真を撮り損なったのですが、
生落花生も始まりました。

今は<ふるさと納税の返礼品>のみで
精米した新米の発送作業が終わったら、
<ポケットマルシェ>でも販売を再開いたします。
またお知らせいたしますので、
その時はどうぞ宜しくお願いいたします。

2021年9月25日

稲刈り

今日は青空の下で稲刈りを行いました。
独自の田んぼオーナー制度っていうメンバーを募って
毎年田んぼをやっていますが、
今年はコロナの影響で
他府県在住のオーナーさん達にはご遠慮いただくことになり
ちょっと寂しい稲刈り…..
と思ったら、正美さんの息子さんご家族が5人で応援にいらしてくださり
いつものように
大勢で行う楽しい稲刈りになりました。

今日、一番のびっくりと言っても過言じゃ無いのが
ユミちゃんがはぞぎを運んでくれたこと。



そして、1歳から参加してくれている空ちゃんが
昨日、学校で稲刈りをしたそうで、
鎌で稲を刈ってくれました。



赤ちゃんだった空ちゃんが稲を刈ってくれて、
ユミちゃんがはぞぎを運んでくれるほどたくましくなっちゃって、
時の流れを感じました。
そう、去年の稲刈りも思ったのよ。
老いていく自分に反比例するように
成長していくメンバー達。
植物が葉っぱを落として、次の世代の肥やしにしてもらって
自分は一生を終えていく….
そんな縮図を見ている気分。
次に繋がっていけば、それでいい。

この人は本当に歳を取らない。
仲良しの正美さん。



今回もお昼まで、手取り足取り
指導しながら、作業を手伝ってくれました。
本当にいつもありがとうございます。

春に田植え機で植えたお米を
稲刈り機で刈る天平くん。



今年、川島に移住して来た岡田ご夫妻は昨日の手刈り作業から
参加してくれて、本当に感謝。
地区の役があって、午後から参加の恭子さん。
移住して、地域に必要な人材になって来たってことだね。

カエルがいて、イナゴがいて、カマキリもいて、





お盆の長雨で収量は落ちるけど、
でも、ずっしりとした感覚があって、
味は絶対、美味しいね!
大切な仲間が集う田んぼは、やっぱり
大好きだな〜。

長野県内で人気の雑誌
KURA 10月号でご紹介いただきました。







<エシカルを極める>
ということでご紹介いただいております。
私にとって楽しこと、美しいと思うこと、
体に負担ならないことが
このようにご紹介いただき、恐縮です。
県内の方、お手に取っていただけたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。

2021年9月15日

端境期

最近、朝晩の気温が下がって来て、
夏野菜はそろそろ終了。
6種類のトマト食べ比べのセットを
ポケットマルシェと辰野町 ふるさと納税の返礼品で
ご利用頂いて来ましたが
今年は終了いたしました。

野菜が10種類前後入った野菜のセットも
同様に取り扱って頂いて来ましたが、
しばらくお休みいたします。
主力だったトマトは木で実ったまま
茶色く変色しているし、
夕顔はもう大きくならないし、
空芯菜は葉っぱが黄色くなってしまいました。
夏が終わったんですね。

枝豆の発送を金曜日くらいで終わりにしたら
発送作業全般を少しの間、お休みいたします。
これが業界で言うところの端境期。
でも畑では、廃れていく野菜を尻目に
これからが出番だと、張り切る野菜達が。

人間の口に入るのか、
ぴ〜さん達の口に入るのか…..。
猫じゃらしのような雑穀、<あわ>が可愛い。



人参は葉っぱが風に揺れて、気持ち良さそう。



大根は8月に撒いたものの葉っぱは、
虫に食べられていますが、
9月に撒いたものは、全く虫がついていません。



何種類ものカブも元気に成長していますし、
ブロッコリー、カリフラワー 、カーボロネロなどの
アブラナ科も急成長中。
今年は販売を意識して、サツマイモを沢山作っています。
発送作業を再開した時は、野菜の顔ぶれが一気に変わり
根菜が沢山登場します。
再開はブログやSNSでご報告いたしますので
その時はどうぞ宜しくお願いいたします。
標高900メートルの寒さが作る
甘い野菜をどうぞご期待ください!

2021年9月11日

枝豆

本日から1週間だけ
ポケットマルシェで枝豆を販売いたします。



田んぼと田んぼの間で
数年、耕作放棄された畑をお借りして
農薬も化学肥料も使わず、
生えてきた草を刈り、しきつめるだけで栽培しています。
とにかく美味しくて、
食べ始めたら、手が止まりません。

今回はポケットマルシェ のみの販売になりますので
<月のもり>で検索して下さい。
1週間限りですので
どうぞ宜しくお願いいたします。

2021年9月5日

美しいもの

美しいものを見ると
元気になれる。ちょっと嫌なことなんて
すぐに忘れてしまう。

朝、明るくなって来たら
野生動物がとうもろこしを食べ散らかしてあるのを見つけて
まだちょっと早いけど
慌てて収穫。



とうもろこしの皮を剥くと同時に現れる
粒の色と、光り輝く髭がたまりません。

珍しいタマゴタケを入手。



一番左のきのこの名前は忘れてしまったけど
渋い紫で、これまた美しい。

今夜はタマゴタケのペンネ。



今日も良い1日でした。

2021年9月4日

狩猟免許取得

昨日、狩猟免許の免状が届きました。



狩猟して良い四つ足の動物の名前を覚えるのは
難しくなかったけど、
狩猟出来る鳥の名前を覚えるのは
熱が出そうでした(笑)。
キンクロハジロとか、コジュケイとか、
ゴイザギ、ヤマシギ、タシギ…….。
致命的だったのは、
マガモとカルガモさえなかなかインプットできなくて、
私は野鳥には興味がなかったこと、
初めて気がつきました。
今度の冬は、諏訪湖に行って
折角覚えた野鳥を確認してこようと思っています。

皆さんに聞かれるのですが、
私が取得したのは<わな>の免許で
鉄砲ではありません。
鉄砲を取得したら、
捕まえた動物を撃たなければなりません。
お母さん猿が子猿を抱きしめて守ろうとしていたり、
子鹿が罠にかかって動けなくなってしまったら、
お乳を飲ます為にお母さんは離れることなく寄り添い
親子で撃たれるのです。
それは、私にはどうしても出来ない。
肉を食べるのに、動物を殺すのは可哀想、
って言うのと全く同じなんだけど、
でも、これだけ猿の被害を受け、
熊に蜂の巣箱を壊されたら、
やれる手立ては打たなくちゃ。
ここで百姓を続けられない。

去年から養蜂を始め、
いつか熊がやって来るだろうから、
蜂を守る為に狩猟免許を取得したのに、
免状が届く直前に
熊にやられてしまった。
タッチの差。
不幸中の幸いで
壊滅的な壊され方ではないので
もしかすると生き延びてくれるかも知れないけど、
ここに置いてたら
毎日熊が来る。
なので昨日の夕方、
谷の入り口、
田んぼでお世話になっている根橋正美さんのお家に
引越しをした。

昨日の夕方のお引越しに至るまで
香代ちゃんと大東さんには
二日間に渡ってお世話になり、
昨日は街中から宮原さんが駆けつけて下さり
皆さんには感謝の言葉が見つからない。

蜂からは沢山のことを学び、
沢山の幸せを貰って来た。
蜂がいない朝。
心にぽっかり、穴が空いている。

2021年8月31日

夕顔

お盆からセット野菜に入っている夕顔。
信州人には馴染みの野菜ですが、
他府県の方にはびっくりな野菜かも知れないので
ちょっと紹介。



大きいものだと50センチ以上になります。
なので、半分以下に切ってお届けしております。
夕顔は皮を剥き、
真ん中のわたと種を取ります。
お味噌汁に入れたり、
和風の煮物にしたり、
ピーラーで引いて、天日干しすれば干瓢になります。

これはインゲンと鶏肉の煮物。



半透明な夕顔に、
お出汁の色と味が染み込んで
ツルッとした食感は
残暑が厳しい昨今にはたまらない美味しさ。
しかも、個人的な感想ですが、
根菜の煮物に比べ、煮る時間が短い!
暑さの中で、長時間火を使わなくて済むのも
ありがたい。
夕顔の食べ方で、私の一押しはカレー。
バリ島に滞在していた時、
お世話になっていたお家の人が
お祭りの時に作ってくれた
思い出の味。
アジアを旅していた時を思い出す味は
私にとって、ちょっと特別なのかも知れない。

もうしばらくセット野菜に入ります。
お手元に届きましたら
この時期ならではの食感を味わって下さい。

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