平素より当宿をご愛顧いただきありがとうございます。
東京から長野へ移住する時、強い意志を持って農家民宿の開業を目指し、16年に渡って営んで参りましたが、3月31日を持ちまして廃業する運びとなりました。
誠に勝手ながら、廃業までの宿泊、ランチのご予約は締め切らせていただきました。
開業前からご支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
がっかりさせてしまった方がいらっしゃったら、誠に申し訳ありません。
引き続き、世界で一番大好きな川島の源上で、農業に幅広くチャレンジして参ります。
時々、ブログなどを覗いていただけましたら幸いです。
長年にわたる格別のご愛顧を心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
農家民宿 月のもり 宿主
本日発売の、<信州を愛する大人の情報誌>
KURA 5月号で、月のもりを紹介していただいております。


<目の前の畑から、今、採って来たばかりの野菜たちが料理される。
その味は新鮮を通り越して、はじめて食べる味。>
という紹介文に、思わず身震い。
身が引き締まる思い。
嬉しい。素直に嬉しい!
今までにない表現をいただきました。
野菜は、一山¥100みたいなイメージで、
食材の中でも、肉や魚に比べ
ポジション的に低い扱いを受けていると思っていた。
もっと野菜の美味しさ、魅力を伝えたいと思ってやって来た。
このタイミングで、このようなお言葉をいただき
今シーズンが楽しみに!
編集者の皆様、身に余るお言葉をありがとうございました。
4月になって、さて畑仕事と思った10日に結構な雪が降り、
その後、積もりはしないけど3日くらい雪が続いて、
出鼻をくじかれた感だったけど、
今週になって、天気も気温も絶好調!
遅れてしまった農繁期に突入しました。
(田んぼの)田起こしから始まり、
畑に畝を作って
ジャガイモやそら豆、絹さや、ネギ苗を定植。
ジャガイモは毎年、栽培品種を減らす決心をして植え始めるのに、
結局どんどん増えてしまう意志の弱さ。
アンデスレッド、ジャガキッズ パープル、
ジョアンナ、ノーザンルビー、シャドークイン、
タワラヨーデル、メイクインという定番に加え、
マチルダとキタアカリが加わってしまい
結局今年も9品種。
ああ、本当に意志が弱い、というか
ジャガイモが好き!
GWが始まるまで、
どんどん畑を進めていきます。
今年も美味しい野菜が採れますように。
毎朝、ウッドデッキにやってくるキセキレイを品定めするランギさん。

ランギさんの体重は8キロあることが判明。
家でご飯を食べ、外で捕まえたものを食べ、
そりゃ〜、太るでしょう。
待ち遠しかった春の到来に、ランギも私も忙しい。
ウチのウサギの胡麻吉はとても甘えっ子。
ウサギには珍しく人懐こくて、
いつもバタバタしている私に、
「僕の存在を忘れないで!」
とアピールして来る。
そんな胡麻吉は可愛がってくださるお客様のことが
だ〜い好き。
今回はお二人のちびっこに、
フランス語で沢山可愛がっていただき
大満足。

猫のランギに比べて、ケージの中にいるから
存在が薄いけど、
胡麻吉もお客様のお越しをお待ちしております。

今日は4月10日ですが、天気予報通り積雪。
夕方まで降る予報。
4月の雪だからすぐ溶けると思うけど。
先日、4月4日に地元川島小学校の入学式がありました。
今年の新入生は、たった一人。
でも、一人もいなかった年もあるので、
入学式が行えるだけ嬉しいこと。
入学式の招待状をいただいていたこともあり
参列して来ました。
諸事情から遅れて参列させていただいたのですが、
重い体育館の扉を開けると
体育館の中は太陽の光でキラキラ眩しく、
見るからに暖かい光景でした。
中央には白いプランターにパンジーが植えられ、
花道が作られていました。
このパンジーは去年の10月に地元で毎年開催されている
<よこかわ紅葉祭り>の時に
小学生が種まきして、苗を販売していたものだと思われます。
今、<月のもり>のリビングでも
そのパンジーが咲いています。

体育館内の暖かさを盛り上げるように咲くパンジーが
とても印象的でした。
去年の春、<ふるさと川島未来協議会>が立ち上がり、
私は他2人のメンバーとHP作りに携わって来ました。
この入学式が2人以上の新入生を迎える日にしようと
密かな目標にして来ましたが、
残念ながら達成できませんでした。
入学式の主人公は、1年前、私のためにクッキーを焼いてくれたことがあるんです。

すごいでしょ!保育園児がクッキー、焼いちゃうってことに
心底びっくりしたんです。
そんな主人公は、入学式に緊張し、今にも泣き出しそう(笑)。
これからの6年間が掛け替えのない時間になることを、
おばさんは心から願っております。
そして先に触れた<ふるさと川島未来協議会>のHPですが、
12月に公開し、冬の間に少し加筆し、写真も増えました。
お時間のある時にご覧いただけたら幸いです。
川島小学校の存在は、やっぱり大きい。
そして子供がいなければ、地域の将来は期待できない。
色んなご意見があるのは承知ですが、
やはり小学校の存続、お子さんのいらっしゃる移住者の増加は
必要不可欠だと思った、年度始めです。