月のもり

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信じられない、痛ましいことが起こってしまいました。
ネパールの大震災。
私は20年以上前に
バックパッカーとしてネパールを訪れ、
この国の人達の為に何かができるのであれば、
やらせて欲しいと思いました。
帰国後、
故 川喜田二郎氏が立ち上げられた
日本ネパール協会に所属していました。

今回の大震災は、
私にとって、本当に辛い出来事で、
居ても立ってもいられず、
募金箱を設置することから始めることにしました。



長野県は松本市が首都のカトマンズ、
駒ヶ根市が第二の都市、ポカラと
提携しています。
これらの市町村でも何だかの動きはあるかと思いますが、
私も個人で活動させていただくことにしました。
なぜかと言うと、
前述の20年以上前、
日本ネパール協会で活動していた時、
一番の悩みは、支援が適切に届かないことだったのです。
盲人の方々の交通手段にする為に、
車を寄付した団体が、現地に視察へ行くと、
村の権力者が自家用車に使っていた、とか、
古着を送ったら、受取人が高額のワイロを要求され、
受け取る事が出来ず、空港の外で雨ざらしになっている…..等々。
20年前の話ですから、
少しは良心が育っていると思いますが、
お役所はあまり信用出来ないと思われるからです。
なので、月のもりで預からせていただいたお金は
日本ネパール協会を通じて、
在日ネパール人団体がしかるべき被災者に
直接届けていただけることになっています。
日本で寄付した100円や1000円が
5000円にも1万円にも、価値が上がるので、
どうか皆様、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

2015年4月26日

わさび



「採って良いよ。」
と言っていただけたので、
<わさび>を
お出し出来るかも知れません。
GW限定かな。

2015年4月25日

百姓日和

この間までの梅雨のような天気が去って、
最近は5月中旬や下旬のような気温が続いています。
桜は早々と散り始め。



例年ならGW にお花見を楽しんでいただけるのですが、
今年は葉桜になりそうな感じ。
そして山の木々は前倒しで芽吹き始めました。





新緑という言葉が使われますが、
木々が芽吹く時って、赤や黄色、お抹茶のようだったり、
ピンクっぽかったり、それぞれ違った色で、しかも日々変色していきいます。
紅葉とは違ったおもむきがあり、
芽吹きの季節もステキです。
でも、芽吹く光景って、
例年ならGW が終ってからなんですが…….。

桜や芽吹きは、畑仕事本番のサイン。
この間まで長靴でしたが、地下足袋に履き替えました。



足下が軽くなって、テンションが上がり
毎日日没まで畑にいます。

2015年4月24日

合併浄化槽

<月のもり>は過疎が進んだ山の中なので、
下水道が通っていません。
ご近所さん達は、100年とか200年とか
昔、昔に建った家にお住まいなので、
汚水はそのまま地下浸透だったり、
川に流したり……。
我が家は合併浄化槽という
家中の汚水を自己処理するシステムが設置してあります。
3槽に分かれており、
最終的には無色透明な水にして、
山に浸透させています。
洗濯に使った洗剤だらけの水も、
トイレの汚水も、
微生物が無色透明にしてくれるのです。
これって、凄いと思いませんか?
家を建てる時、合併浄化槽の微生物の話を聞いて、
感激しました。
畑もそうですが、
生ゴミや落ち葉を分解し、土にしてくれる微細物達。
納豆やお酒、味噌や醤油、そして漬け物。
ちょっと前にブレイクした塩麹もそうですが、
私達の生活は微生物の力を借りて営まれています。
そんな縁の下の力持ち、微生物を常に意識しながら、
使う石けん、食器の洗い方等、
汚水に気を配って、早10数年。

昨日、合併浄化槽のお掃除をしていただきました。
お掃除の作業中、
水を抜いた浄化槽の中を見せてもらいました。
水が無い光景は普段見る事ができないので、
私にしてみれば、可愛いペットの住処を見るような感覚です。



標高900メートルにある<月のもり>が出す生活排水は
低地に住む人や自然に何だかの影響を与えるかも知れません。
微生物に頑張ってもらい、
少しでも奇麗な水にして山にお返ししたいので、
お越し下さる皆様、
どうかご協力のほど、宜しくお願いいたします。

2015年4月23日

菜の花

高遠の桜祭りの期間中、
車で1時間以上離れている<月のもり>にも
お客様がいらして下さいました。
ありがとうございました。
このささやかなピークが、
今シーズン、宿泊業のスタートだったので、
お迎えする為の大掃除や
偶然重なった飲食店の許可の更新、
農業も本格的なスタートを迎え、
てんやわんや。
猫も手も借りたい時期に、
ウーファーさんという頼りになる存在が
大活躍して下さいました。
(ウーファーさんに関する説明はまた後日)

去年収穫した大根や人参等は終わりになり、
ネギももうすぐ終了。
そんな中、畑で越冬した野菜達が活躍し始めました。
地下で貯蔵したジャガイモと畑で越冬したレタス類のコラボがこちら。



そして畑で勢いを増しているのがアブラナ科の越冬組。
菜の花、全開。



定番のからし合えはいくらでも食べれちゃう。
きっと体がフレッシュな葉物野菜に飢えていたんだと思う。
そして、私のお気に入りは菜の花のペペロンチーノ。



ニンニクと鷹の爪、オリーブオイルと菜の花は以外に相性が良いと思うんだ。

宿泊の次のピークはゴールデンウィーク。
大急ぎで畑を右往左往します。

2015年4月17日

春の訪れ

最近、梅雨のような天気が続いていましたが、
今日は午後から、やっと、晴れ。
この天気の影響で、野菜の育苗がウマく行きません。
ちっとも成長していかないし、
ダメになるものが続出。
めげずにどんどん撒いて行かなくちゃ。

午後の春の日差しに、庭の梅がやっとほころんできました。



嬉しいですね〜。
更に嬉しい出来事は、今日の夕食から
お客様にお出ししている天ぷらに
ヨモギと山うどが加わったこと!





月のもりがある川島の谷も、国道寄りからどんどん桜が咲いて来ました。
春がやって来ましたよ。

2015年4月9日

人足(にんそく)

昨日は東京でも雪が舞ったそうですね。
標高900メートルの月のもりは、当然雪です。



しかも、昨日はその雪の中、
村を囲む獣よけの電柵はりと
用水路の掃除をする
人足の日。
ちなみに人足とは、
村等の単位で、集団で主に肉体労働を
行う時に使われる言葉です。
8日に行うと決めた時、
雨かもしれないという予感はあったけど、
まさかの雪とはね〜。
住人の高齢化で、畑や家のある
住んでいない方々にも応援で駆けつけてもらっていますが、
昨日は雪のため、ノーマルタイアに履き替えた方の
欠席も。
誰かの日頃の行いが悪いんでしょうかね〜。

とりあえずこの苦行の末、
畑も田んぼも、安心して始動できる体制が整いました。
先日、畝に種を直播きする
小松菜や二十日大根、サラダで食べる葉っぱ物を
撒きました。
これから春のメイン野菜、
ジャガイモをじゃんじゃん、植え付けていきます。

2015年4月2日

キウイ フルーツ

かつて私は食べられない果物がいくつかあって、
メロンとかキウイとか…..。
でも、師匠のキウイを食べた時、
いつも口の中に感じていた不快感が無く、
「美味しい!!」
と絶叫してしまいました。
それ以来、年末には師匠のキウイを分けて貰ってきました。

松本歯科大学に色々お世話になっているんだけど、
私のアレルギーを麻酔科で調べて貰った時、
麻酔アレルギーのある人は
メロンとかキウイにアレルギー反応を示す事を教えてもらい
合点。

この春から畑が1枚増えたので、
雪がまだ融けきらないうちに、早々とキウイの苗木を買って来ました。
キウイには雄と雌があります。
雄1本で雌10本くらい受粉可能だと書いてあり
植物の世界も男は大変なんだなぁ〜、と
変なところに感心(!?)した私(笑)。





最近は気温がかなり高めだけど、
5月20日頃でも、朝の気温が氷点下まで下がる事もあるので、
5月の終わりまでは藁で保温。
いつから食べられるかな。
楽しみがまた一つ。

余談ですが、
全国ニュースでもトップで伝えられた岡谷の山火事。
ウチの目の前にあるダムの水もヘリコプターで運ばれ、
消化に使われました。
昨日は朝の5時半からヘリの爆音と振動が続き、
犬のラッキーは吠え続け……。
ダムの水はこんな時にも使われることを初めて知りました。

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