月のもり

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BLOG

2013年2月18日

お味噌作りと温泉

土曜日はお客さんとこの冬初めてお味噌を作りました。
ここ数年黒豆を使い、米麹か麦麹で仕込んでいます。
1回目は麦麹で仕込んでみました。
茹でた黒豆をすり鉢とすりこぎでペースト状にし
そこに塩と麦麹を加え、こねて、こねて、容器に詰めて行きます。
手が動けば口も動く。
時々様子を見に来る猫のランギをかわし、
世間話をしている間に完成してしまいました。

日曜日はお客さんが「ココへ行きた〜い♪」と、
さら〜っとおっしゃった木曽の王滝村にある
おんたけ高原温泉 こもれびの湯へ行って来ました。
地図で見る限り、ただよう秘境のオーラ。
こんな所へ大雪の二日後に行って良いのか?
と、一瞬ひるみましたが、
もう1カ所
「ここも行ってみた〜い♪」
と地図を指した所が岐阜との県境、白骨温泉の更に奥。
そんな豪雪地帯、とても無理です、と、
長靴はいて御岳へ出発。

デジカメを忘れたことが悔やまれます。
延々続くアイスバーンは想定内でしたが、
道の左右にそびえる除雪でできた雪の壁には笑えました。
何てったって、スキー場の下ですからね〜。
道路凍結の為、温泉から離れた道が駐車場に指定されており、
寒い中、歩いて温泉にたどり着きました。
来て良かった!!
鉄の香りが漂う茶色いお湯は、
加温無しでこんこんと湧いています。
飲む事も出来、オレンジのような酸味のある味がたまりません。
私はがぶがぶいただいてしまいました。
今度は新緑が美しい時期に、ペットボトル持参で来たい!

お味噌作りはまだまだ続きます。
お手伝いして下さる方がいらっしゃいましたら、
声を掛けて下さいね。
宜しくお願いします。

16日に日付が変わると、渓流釣りが解禁になります。
今日の夕方には、気の早い方達が川の様子を伺い、
車でうろうろされることでしょう。
雪が残っている上に今日は一日雪の予報。
くれぐれも気をつけて下さい。

写真は14日の夕方の横川川です。



2013年2月14日

冬の作業

昨日は雪かきの後、整体に行って来ました。
ここ数年、自分の体のメンテナンスを後回しにしてきたので、
この冬は時間をかけてお願いしています。
諏訪にある大和長生館(おわちょうせいかん)が
私のかかりつけ。
ここの先生は神の手を持っている、と、思っています。
年末には本屋で立ち読みも出来ないほど
座骨神経痛を悪化させていましたし、
首から肩、背中、腰、どこもかしこも痛いところだらけでしたが、
3回目ぐらいからどんどん楽になっています。
先生は道具を一切使わず、
ご自分の体を使って骨のずれや痛みを取って行って下さいます。
これからの季節、花粉が本格的に飛び始めると、
先生の所へ向かう車中は、
窓を閉め、マスクをしていますが、
帰りはマスクを外し、窓を全開にしても
くしゃみ一つ出ないのです。
先生がおっしゃるには、「首の骨のずれを治せば良い。」
とのこと。
食事のコントロールは不可欠ですが、
先生の絶大な効果には本当に驚かされます。
そして昭和の終わりに設定された金額のまま
何十年も助けを求めて来る方々を対応して下さっている
心に感動します。
1回約30分。初診¥3000、再診¥2000。
お近くで体に不調のある方は是非体験してみて下さい。

昨日は雪かきが終った午後から、<きび>の脱穀を始めました。
本当は外でやりたいけど、雪があって無理なので仕方がありません。
多少のホコリが舞うのは目をつぶることにしました。
ラジオやCD を聞きながら、太陽で明るくなり、
青い空に白い雲が流れて行くのを見ながらの作業は嫌いじゃないです。
<きび>を収穫したのは9月で、それから12月まではガレージで干していました。
12月には早々と雪が積もったので
野生の鳥達がちょうど良いご飯だと
競って食べに来ていました。
可哀想だけど、人間も食べたいので
ブルーシートに包んで室内で保管していました。
両手をこすり合わせて粒を落とし、
ふるって粒だけにしたら、精米所に持って行きます。

今週末はお客さんと1回目のお味噌の仕込みをします。

冬の作業をしながら、春を待ちます。

下の写真は諏訪湖です。



2013年2月13日

また雪

また雪が降りました。
雪かきからちょっと解放されていたので、久し振りです。
しかも今日の雪は我が家の除雪機で対応できたので、比較的楽でした。
本物は写真よりもっと空が青くて、日が当たっている山の高い方は
薄いピンクで、雪とのコントラストが美しいです。
次は15日に降る予報。
週末のお客さん達は雪に満足して下さるかな。





2013年2月12日

種蒔き

今年も種蒔きが始まりました。
 
まずはナス科のピーマンやナス、トマトから。
まだまだ寒いので室内で育てます。
お日様を求めて、時間によっていくつかの部屋を移動させなければなりません。
長時間家を空ける場合はパネルヒーターをつけて、
その前に置かなければなりません。
それでも、時にはうっかりしたり、
我が家の猫の肉球に踏みつけられたりして
ダメにすることもあります。
ダメになることを承知でどんどん蒔いて行きます。
3月になると、リビングは苗だらけで
人間がかに歩きになることも。
 
ああ、始まったな~。
 
今年はどんな年になるんだろう。
お正月を迎えた気分。
 

2013年2月11日

雪が溶けて来たから

雪が溶けて来たから、畑に野菜を見に行きました。
この間まで膝上まで積もっていましたが、
陽のよく当たる畑はもう20センチくらいになりました。
 
リーフレタスやビーツには
ポリカーボの浪板を被せてあるのですが、
スコップでがつんがつん当てながらかき分け、
再会!
「おおお〜〜、元気だったか〜〜!?」
思わず声をかけてしまいます。
ポリカーボを生み出して下さった方に感謝しちゃうし、
こんな浪板1枚で大雪と寒さに耐え忍んでくれている野菜に感謝しちゃう。
嬉しいな〜。
 
芽キャベツはポリカーボではなく、ネット状のものを被せてあります。
先日までは雪に埋もれ、どこにあるのかわからない状態だったのに、
しっかり葉を垂らし、芽キャベツを守るように育んでくれていました。
ありがとう!
 

 
そして11月に収穫し、ビニール袋に入れて土に埋めた人参と大根の発掘作業。
 
ここは日当りが悪いので、積雪がまだ30センチ以上あり、
まずは雪かき。
すると目印と保温の為に敷いてあった枯れ草が出て来ました。
 

 
枯れ草をどけ、土をスコップで掘ります。
枯れ草のおかげで土が凍っていなかったので、
土が柔らかく、あっという間に掘り進めることができ、
探し物の袋が出て来ました。
 

 
これを開ける時がとっても楽しみ。
 
赤い大根と白い大根、人参と再会。
人参は昨日、煮物でいただきました。
甘かったんだよ〜。
そして大根は今晩のおでんでいただきます。

お正月明けから始めた大掃除は、息子が使っていた部屋を残すだけとなりました。
主がいなくなった部屋を、キッチンの続きのように使いたいと思っているのですが
今、頓挫しています。
この部屋には今、ブルーシートに包まれた、
収穫し、干したままの状態の蕎麦や豆類が所狭しと置いてあるのです。
これらを脱穀したり、さやから豆を出さない事には
片付いて行きません。
もう少ししたら、味噌作りやポットに種蒔きが始まります。
これらは、この日当りの良い部屋に置くことになりますから、
場所を空けなくてはなりません。
また抜けない疲れや体の痛みもあり、
なかなか重い腰があがりません(泣)。
 
昨日はやっとの思いで
豆のさや出しと向き合う決心をし、
TVの前にブルーシートを広げ、地味~~~~~に
TVを見ながら始めました。
大納言小豆、黒小豆、三尺ささげ、黒い豆、ベージュの豆、白い豆…….
数種類がごっちゃになって、ブルーシートに包まれています。
出しては、種類毎にビンに入れて行くのですが、
一人でやっていても、なかなか進まない(泣)。
カラカラに乾いたさやは、ウサギのピーターの
敷きワラ兼、ご飯になるので、大きなビニールの袋に入れて行きます。
それを見つけたランギ。
箱があったら、入りたい。
袋があったら、突進したい。
雨降りだったこともあり、<またたび>をほんのちょっとあげてハイになったこともあり
エキサイトしまくり(爆笑)。
 


 
君がいてくれると、本当に楽しい。
地味な作業も笑いながらになってしまった。
 

雨降りの日や室内で静かに作業をしていると
決まって頭に浮かんで来る本がある。
 

<センス オブ ワンダー>
 

 
レイチェル カーソンの遺作。
<沈黙の春>の著者です。
<センス オブ ワンダー>を読んだ時、なぜ<沈黙の春>を書く事ができたのか
わかった気がしました。
そしてこの本を読んだ時、鳥肌が立ち、私がなぜここを好きなのか
わかった気がしました。
私にとって聖書のような本。
薄くて、使われている写真も美しい1冊。
 
機会があったら、是非一度手に取って見て下さい。
 
さて、今日も<センス オブ ワンダー>の一説を思い出しながら
豆のさや出し。
 

Have a nice day !

美味しい物をいただきました。
東京の杉並にあるはちみつ専門店ラベイユさんの
<ナッツのはちみつマリナード>なるもの。
(ちょっとボケてる。残念!)
 

 
イタリア産の栗のはちみつにアーモンドとヘーゼルナッツ、くるみが漬けてあります。
ラベイユさんへは行った事がないけど、
以前、こちらで扱われている<もみの木>だったか
なんだったか…..針葉樹の蜂蜜を入れたクッキーを
パティシエの友人が焼いて送って下さったこともあります。
特別な日に食べないともったいない気もしたけど、
とりあえずどのようなお味なのか知りたくて
朝食からちょっとリッチにいただいてしまいました。
 
高級食材をサポートするのは
箕輪町で国産小麦と天然酵母を使い石釜で焼いている
ガネッシュの全粒粉とスタンダードなパン。
 

 
豆乳仕立てのカボチャのスープと
人参と玉葱、レーズンのサラダに
我が家のチロルさんが産んでくれた卵を使った目玉焼き。
ピンクと紫のジャガイモのハッシュ ド ポテト。
ブルーチーズも用意してみました。
お茶は紅茶にフレッシュのローズマリーとしょうがを少々入れたもの。
 
さぁ、食べるぞ!
 

 

 

 
蜂蜜が甘くない。
苦みさえ感じる。
これはちょっと衝撃でした。
ナッツがごろごろ入っているから、しっかり噛まなければなりません。
この苦みはどこかで似たような味を食べている。
なんだろう、なんだろう…….と思い返していると
<どんぐり>に似ていることに気がつきました。
 
もう、蜂蜜自体がナッツなんだ。
 
栗の渋皮の色をした苦い蜂蜜。
ここでは6月に栗の花が一斉に咲きます。
きっとイタリアでも、そんな頃に栗のスゴい香りが漂って、
蜂達がせっせと集めたんだろうな。
 
今、世界中で蜂が激減しています。
去年は私の畑でもズッキーニやイチゴがちゃんと受粉せず、
ダメになった物が沢山ありました。
我が家の周辺では、肉食系のアシナガバチは見るけれど、
日本ミツバチを見る機会は減ってしまたように思います。
 
いつかは養蜂もやってみたい。
 
甘くない蜂蜜。
これは私にいただいた課題に思えて来ました。
単純にパンにつけるのではなく、
もっと活かした食べ方があるはず。
もっと美味しい食べ方を探してみよう。
そうじゃないと、下さった方と蜂に申し訳ない気がしてきた。
 
<ナッツのはちみつマリナード>。
美味しいのは勿論ですが、農も食も、もっと視野を広げなさいと
促されてしまいました。
朝から衝撃の1品。
 
本当にありがとうございました。

<月のもり>では、土鍋で炊いたご飯をご提供しています。
白米に雑穀入りか、玄米。
おひつに移さず、そのまま土鍋をテーブルにドンと置いて
ご自由にお召し上がりいただいています。
普段はご飯のおかわりをされない方が
はにかみながら<おかわり>をよそわれる光景をよく見ます。
 
そんな美味しい自然農法のお米を作って下さっているのが
伊那市にお住まいのKさんご夫婦。
ご主人はサラリーマンをされながら、結構広い面積の田畑をなさっています。
 
今日はいつものようにお米を分けていただき、
お味噌を作る為の黒豆も分けていただきました。
そして、畑で作られたコンニャクが沢山あるのだそうで、
奥様のKさん手作りのコンニャクもお裾分けしていただきました♪
しかも今朝、わざわざ作って下さったのだそうです。
嬉しい〜〜!!
コンニャクって、市販の物と手作りの物はまるで別物なんです。
早速、刺身とステーキでいただきました。
 
刺身はぷるぷる♪
 

 
そして、絶品だったのがサイコロステーキ!
フライパンでバターを溶かし、コンニャクを入れ、
醤油に漬け込んだ米麹をからめました。
 

 
手作りのコンニャクならではの、歯ごたえがたまりません!
バターと麹の香りも最高!
いただいた分は夕食だけで完食してしまいました。
 
奥様のKさん、ごちそうさまでした♡

2013年1月30日

畑の状況

この冬は雪の当たり年。
畑には雪が膝上まで積もっている。
冬の間もフレッシュな状態で食べられるよう、11月の終わりに大根と人参を収穫し、
ビニールの肥料袋に入れて、土を深く掘り畑に埋めたけど
こんなに雪があったら、掘り出せない。
しばらくの間、さようなら。
 
何種類かの野菜はポリカーボの浪板で覆ってあるので、
雪が積もっても浪板をはがし、
リーフレタスやビーツをサラダで食べる事が出来たけど
今となってはどこに畝があるのかもわからない(笑)。
美味しく食べていた芽キャベツも、どこにあるのかわかない。
しばらくの間、畑で収穫したての物を食べる事はできなさそう。
雪が多い冬が来る度に思う。
「ビニールハウスが欲しい。」
まあね、ハウスがあったらあったで、雪が多い年は大変なのだ。
雪の重みでビニールが破けたり、ハウスが壊れたり。
それを防ぐ為に頑張らねばならないからね。
 
でもね~、やっぱり欲しいな~~。
小松菜やホウレンソウ、そろそろ食べたいもんね~。
 
<月のもり>は生ゴミをコンポストに入れて、土に還しています。
大事な畑の肥やし。
大切な循環。
 
今、コンポストに行くのが一苦労。
これは道から一番近いけど、日照時間が短くて、
雪解けがことのほか悪く、膝の上までの雪をラッセルして行かねばならない。
決してふたが雪の上に乗っている訳ではないのです(笑)。
 

 
写真の中央に緑の小さいコンポストが写っているけど、わかるかな~。
ここまで行くのは、かなりの労力と勇気がいります。

 

 
2月になると、トマトやナスの種蒔きが始まるけど、
畑は冬眠中です。

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