月のもり

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2013年2月26日

お風呂の工事

先週の金曜日からお風呂の工事が始まりました。
寒い時期でおまけに雪も多くて大工さんを始め、
工事に携わって下さる方には申し訳ないのですが、
農家民宿は開店休業状態だから、今が丁度良いタイミング。

我が家のお風呂は木のお風呂。
薪で炊いたお湯を入れて入ります。
木の浴槽の保温力はスゴくて、
追い炊き機能が無くても大丈夫。
私はもう感じないのですが、
お客様は
「木の香りが良かったです。」
と、10年経った今でも言って下さいます。

2年ほど前、浴槽の木が朽ちて来たので、
浴槽を作って下さった職人さんに状況を見にいらしていただきました。
お風呂はまだ漏れていないなら、もうしばらく使えると言って下さり、
その場で見積もりの金額や3日あれば制作できるできることを教えて下さいました。
そして昨年の夏、とうとう漏れ始め、作り直すことを検討しなければならなくなりました。
ところが、職人さんと連絡が取れないのです。
気がつけばHPも消去されています。
え!?
何があったの!?

それから探偵のような気分で情報を探していたら、
職人さんが7月に突然お亡くなりになられたことがわかりました。
そしてお弟子さんのような存在の方がいらっしゃることがわかり、
その方に連絡をし、お願いする事になりました。
なんせ風呂桶職人さんは、今では希少な存在。
日本中から引っ張りだこ。
お忙しい中、我が家まで足を運んで下さったのは師走の頃になっていました。

金曜日はまず朽ちた壁板をはがし、浴槽を運び出して下さいました。
壁板はボイラーで燃やし、我が家のお湯を作る燃料にリサイクル。
浴槽を運び出す為に持ち上げた途端、
上下二つに分かれてしまいました。
「もう、本当に限界を超えていたんだね〜。」
って、一同大笑い。


犬の虎太郎は工事が終るまでお引っ越し。
ガレージの裏になり、昼間日が良く当たるので、文句はなさそう。
大工さんの作業をじ〜〜〜っと見ています。

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