月のもり

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2013年4月3日

今日の朝食

朝ご飯はこんな感じでご提供。



まず左のスープは自家製のお豆と芽キャベツ、ジャガイモが入った
トマト仕立ての物で、煮物に近い感じです。
その右は畑で越冬したレタス類とルッコラ、ビーツのサラダと
2種類のジャガイモを使ったポテトサラダ、自家製卵の目玉焼き、
ほうれん草のバターソテー。
下は米のとぎ汁から作った乳酸菌で固めた豆乳のヨーグルト。
これに栗の渋皮煮から作ったジャムと
箕輪町のガネッシュさんの食パンと全粒粉の田舎パンがつきます。
お飲物は数種類ご用意していますよ。

只今の気温は5℃。激しく音を立てて雨が降っています。
朝食でお腹から温まっていただき、気持ちよく旅を続けていただけたら嬉しいです。
Have a nice day!!

2013年4月2日

本日の夕食

4月になり、農家民宿は本格的に始動しました。
本日の夕食と明日の朝食の食材をまず畑から。



右上から菜の花、続いて人参とパースニップ、芽キャベツ、
左はルッコラやビーツ、リーフレタス類。

これらを使って今夜の夕食がこちら。



主食のご飯は白米にキビとタカキビが入っています。
その左は煮物。
中央のお皿はほうれん草のおひたしにかつおぶしを乗せたもの。
真ん中は自家製の皮が赤い大根で作った切り干し大根のごま和え。
右は上の写真に登場した菜の花のからし和え。
その右、丸い器にはふき味噌。
その下のお皿は湯豆腐の薬味にする醤油に漬けた麹とネギ、しょうが。
本日のみそ汁は皮が赤くて中が黄色いじゃがいも、アンデスレッドと
玉葱、ネギ、糸寒天。
これに紫のじゃがいもとネギのかき揚げ、玉葱と干しえびのかき揚げ、
人参と人参の葉かき揚げ、上の写真にある白い人参、パースニップのてんぷら。

しばらくはこんな夕食をご提供していく予定です。
ここにわらびのおひたしや、ヨモギの天ぷらが加わるのはいつになるかな。

気温の上昇と共に、畑へ行くと、色んな物が顔を出している。
ここには無いけど、ニラやノビル、アサツキももう食べる事ができる。
白い人参の仲間、パースニップなんて、ちゃんと畝を作って種を蒔いた訳じゃないのに、
毎年、春にはちゃんとここにいるよ、って教えてくれて、
食材の少ない今を助けてくれる。
春は次々食べる物が現れて、本当にありがたい。
そう、それと同時に、
私が農業をやりたいと言い、それを信じて応援して下さった、
近所に方々、畑を貸して下さっている地主さん達、
沢山の方達への感謝の気持ちがこみ上げて来る。
なんと言っても、一番応援してくれた家族に改めて感謝したい。
今、こんなに沢山の食材に恵まれているのは、
家族のおかげです。
本当にありがとう。

皆で作っている農家民宿月のもり。
皆で自然の恵みをいただきましょう。
春は本当に心まで温かいぜ!

2013年3月28日

越冬したネギ

この冬、我が家の温度計で知る限り、−15℃が最低気温でした。
−20℃以下になった事もあるので、
最低気温に関して言えば、比較的楽だったかも知れません。
写真のネギは畑で越冬した物です。
膝上までの雪に2ヶ月以上埋もれていました。
雪が解け、再会した時、濃い緑色が眩しく、誇らしげに見えました。
12月にちょっと細い物は畑に残しておきました。
雪が少ない年は猿に食べられてしまいますが、
今年のように大雪だと、春に一回り太ったネギをいただく事ができます。



ネギには香りのもととなるアリシンが含まれていて、ビタミンB1の吸収を高め
新陳代謝の働きを促進します。また、殺菌作用があるので、
のどの痛みや咳を鎮める作用があります。
また、ガン予防に有効なセレンも含まれています。
ビタミンB1が豊富なのは豚肉や豆類。
納豆や湯豆腐、焼いた油揚げや厚揚げに薬味のネギをたっぷり乗せていただきましょう。

2013年3月27日

風邪をひく

とうとう風邪をひきました。
私じゃないです。猫のランギです。
2月の中旬ぐらいからだったかな。
ランギは発情し始めて、行動範囲を一気に広げ
一つ下の集落へは毎日通うようになりました。
雨だろうが、雪だろうが、−10℃以下まで下がろうともひるみません。
しかも、一度外出すると、24時間とか、36時間とか、
かなり長時間帰って来ないのです。
最初は本当に心配し、夜中、何度も目が覚め泣きそうになりました。
しかしあっという間にそんな状況にも慣れて、
初期の頃、1カ所爪が無くなり、出血して帰って来たくらいだったこともあり、
そのうち帰って来るさ〜、と
ちょっと薄情な飼い主になってしまいました(笑)。
数日前だったかな、体中、怪我をして帰って来ました。
鼻がピエロのようになって
押すと膿が出て来る状態に。
その時はさすがに2日ほど外出禁止にしました。
それでも出て行きたがるので、仕方が無く
犬のようにリードをつけ、散歩に出ました。
昨日の朝外出し、夜、帰って来た時には、
完璧に風邪をひいており
くしゃみと鼻水が止まりません。
夜一緒に寝る時、奴は私の腕枕で寝たり、私の顔に自分の背中を押し付けて寝ます。
昨夜は私の顔に自分の顔を押し付けるように寝ていましたが
時々くしゃみをし、私の顔に鼻水が飛んで来ます。
猫ですからね。くしゃみが出るからって、口や鼻に手を当てたりしてくれません(笑)。
でも、これ、息子がまだ小さかった頃もそうだったな〜。
なんか、懐かしいぞ〜。
写真は今朝の様子。
普段なら私より早く布団から出て、戸を開けるよう命令調で鳴くのですが、
今日は昼頃まで微動だにせず寝ていました。



夕方、体が震えているのに外へ出たがり、
仕方が無くリードをしてお散歩に行きましたが、帰宅後不満爆発。
植木鉢を落とされ、ガラスのビンを壊され、大騒ぎ。
でも、今日はダメ!
絶対、ダメ!!
こんなところも子育てしていた頃にそっくりだな〜。
懐かしい思い出が次々浮かぶ、ランギの風邪でした。

2013年3月21日

お風呂、完成

先日、お風呂が完成しました。
10年間木曽の<さわら>で作ったお風呂を使って来ましたが、
今回は色々悩んだ末、青森の<ひば>です。
樹齢300年なんだそうです。
お風呂に入っていると、自慢の山の湧き水を
薪で湧かしたお風呂のお湯が、更にパワーアップしたのを感じます。
お風呂も湯気も、浴室内が神々しい感じさえします。

今回のお風呂の工事で、素敵な職人さん達との出会いに恵まれたことにも
心から感謝しています。
工事が終了しても、
今後は友人として交流が続いていかれる関係になれるなんて。

あえてお風呂の写真は掲載しません(笑)。
是非とも樹齢300年の<ひば>を体感しにいらして下さい。

先日、男女とも長野県が長寿日本一であることが報道されました。
全国で一番なんですね、長野県。
長野の山奥に住んでいる私としては、納得です。
だって、近所のおばあちゃん達は、皆80歳を過ぎても農業、やっていますからね。
痛いだ、痒いだ、ぶつぶつ言いながらも、
ご先祖様から受け継いだ田畑を守る為に、
半ば仕方が無く、春から初冬まで
外に出る訳です。
太陽にあたり、風に吹かれ、汗を流すことは、
それだけで体に良いに決まっています。
しかも、必要に迫られて…..というより、
畑があるから作物を作っているので、
必要以上に収穫できちゃうんですね。
折角作ったのに、無駄にしてはもったいない、と、
漬け物にしたり、煮物にしたりで、
それらがご飯のおかずになり、お茶菓子の代わりになるわけで、
市販のお菓子やレトルトのおかずなんて、
必要ありません。
野菜と穀物中心ですから、
胃や腸も元気だし、血液も多少の高血圧があったとしても、
キレイな血なんでしょうね。
おまけにウチの集落なんて、山に蛇口がついているような状態ですから、
湧きたての水を浴びるほど飲めちゃうわけで、本当に美味しいです。
そうそう、東京から移住してきた当初は、
昔から飲んで来たお茶や麦茶が、別物か!?ってほど、劇的に美味しくなって、
これだけでも移住した価値があったと思いましたもの。
近所のおばあちゃんの話しだと、
ついこの間まではガンで亡くなる方なんていなかった、とのこと。
畑に行ったっきり帰って来ないと思ったら、
畦で亡くなっていた、とか、
今朝はいつまでたっても起きて来ないと思ったら、
布団の中で亡くなっていた、とか、
中には腰を悪くされて寝たきりになって、
その後亡くなられる…..ということもあったらしいけど、
どちらかと言うと、亡くなる直前までごく普通に日常生活を送っていて、
お迎えが来ちゃった……という事の方が多かったらしい。

私は妊娠するまで、何も考えずに<食べ物>として売られている物を
疑う事無く食べて来ました。
そして出産後、息子の凄まじいアレルギーをきっかけに、
食に対して様々な考え方があることを知り、
色々取り入れて来ました。
オーガニック食材、玄米菜食、マクロビオティック、身土不二、
一物全体、陰陽食……。
今、私の食事にスタイルはそれぞれの考え方を取り入れていると言って
良いのかな〜?
何かに拘る、というよりは、今手に入る物、体が欲しがる物を食べている、
って感じ。
近所のおばあちゃん達が昔から食べて来たスタイル。
基本的には野菜と穀物。
山のキノコや家の回りで収穫できるフキやわらびも貴重な食材。
でも、ハレの日には甘いものやごちそうを食べたり、
体が欲しがれば肉も食べる。
そんな食のスタイルに落ち着くまでの話しや
長野県の取り組みに関して、何回かに分けて書いてみようと思います。

2013年3月1日

ふきのとう

今朝、雪が溶けた所で発見しました。
ふきのとう。
(写真のほぼ真ん中)



待ってました!待ってましたよ、ふきのとう!!
地下に蓄えてあった白菜を食べ尽くし、
ヌカに漬けた沢庵としょうゆ漬けのの高菜を食べ終え、
大根のべったら漬けも残りあとわずか。
冬の食材が無くなって行く今、
季節の恵みを待っていました。
丸くぷっくりした何て愛おしい姿!
今日は午後から雨の予報。
畑の雪が雨で溶けたら、畝の小松菜やホウレンソウとも再会できるかな。
地下に埋めてある大根も掘れるかな。
今日は雨が降って来たら、玄関で種蒔き。
春だ、春だ♪

2013年2月28日

春の気配

今日で2月が終わります。
明日から3月。
今日は春の気配が至る所から感じられる一日でした。

日没が遅くなって来て、夕方の6時になってもまだ明るくて、嬉しく思っていたのですが、
日の出が早くなってきましたね。
6時前から明るい!
私はそれだけで嬉しくなってしまいます。
6時になったらいそいそと軽トラのエンジンをかけ、
1体25キロ塩カル(融雪剤)を荷台に乗せ、散布がはかどります♪

昨日も昼間は気温が上昇し、屋根の雪がスゴい勢いで落ち
大工さんが歩くのに邪魔になるから
せっせとスコップでどけなければならなかったのですが、
今日はもう屋根に雪もありません。
屋根に雪が無いのは、一体いつ以来だろう。
そんなことさえ嬉しい!!

嬉しいからウッドデッキに残っていた雪を落とし、
場所を作ってキビの脱穀をしました。
南風に吹かれながら、太陽に当たって、
何とも気持ちいい!





見上げれば雲一つない青空。



キビの脱穀も、リビングで行うよりはかどる、はかどる。
ちょっと大きめの音で流すラジオも、
今日の青空を意識した選曲で、良い感じ。

明日から3月。
もう春。
たったそれだけのことが、嬉しくてたまらない。
「あんな奥に住んでいて、寂しいでしょ〜!?」
って時々言われるけど、
ちっともそんなことないよ、って声を大にして言いたくなる
一日でした。

2013年2月26日

お風呂の工事

先週の金曜日からお風呂の工事が始まりました。
寒い時期でおまけに雪も多くて大工さんを始め、
工事に携わって下さる方には申し訳ないのですが、
農家民宿は開店休業状態だから、今が丁度良いタイミング。

我が家のお風呂は木のお風呂。
薪で炊いたお湯を入れて入ります。
木の浴槽の保温力はスゴくて、
追い炊き機能が無くても大丈夫。
私はもう感じないのですが、
お客様は
「木の香りが良かったです。」
と、10年経った今でも言って下さいます。

2年ほど前、浴槽の木が朽ちて来たので、
浴槽を作って下さった職人さんに状況を見にいらしていただきました。
お風呂はまだ漏れていないなら、もうしばらく使えると言って下さり、
その場で見積もりの金額や3日あれば制作できるできることを教えて下さいました。
そして昨年の夏、とうとう漏れ始め、作り直すことを検討しなければならなくなりました。
ところが、職人さんと連絡が取れないのです。
気がつけばHPも消去されています。
え!?
何があったの!?

それから探偵のような気分で情報を探していたら、
職人さんが7月に突然お亡くなりになられたことがわかりました。
そしてお弟子さんのような存在の方がいらっしゃることがわかり、
その方に連絡をし、お願いする事になりました。
なんせ風呂桶職人さんは、今では希少な存在。
日本中から引っ張りだこ。
お忙しい中、我が家まで足を運んで下さったのは師走の頃になっていました。

金曜日はまず朽ちた壁板をはがし、浴槽を運び出して下さいました。
壁板はボイラーで燃やし、我が家のお湯を作る燃料にリサイクル。
浴槽を運び出す為に持ち上げた途端、
上下二つに分かれてしまいました。
「もう、本当に限界を超えていたんだね〜。」
って、一同大笑い。


犬の虎太郎は工事が終るまでお引っ越し。
ガレージの裏になり、昼間日が良く当たるので、文句はなさそう。
大工さんの作業をじ〜〜〜っと見ています。

2013年2月20日

大雪の影響

この冬は雪の当たり年。
昨年の梅雨から夏にかけて、降水量が少なく
川の水が無くなるほどだったので
この冬は大雪じゃないかと、
ひそかに噂していたけれど、
予想大当たり。
クリスマスの頃から雪、雪、雪。

アスファルトの雪を溶かす為に
塩カルと呼ばれる塩のような物が町から配布されています。
この冬は一袋25キロのこれを軽トラの荷台に乗せて、
どれだけ散布したかわかりません。

私の住む村は、谷の中で一番奥。
現在はたった8世帯しか住んでいない、
スーパー限界集落。
我が集落まで町営バスが運行される事を、
もう何十年間も町に申請してきましたが、
全く叶わずに来たのに、
町営の病院が移転するにあたり、
バスの運行経路が大幅に見直しとなり、
めでたくここまでバスが来てくれるようになりました!
やった〜!!
今までは1キロ以上離れた一つ下の集落まで歩き、
そこからバスに乗車していたのに、
10月からは家のすぐ前からバスに乗れるようになったのです。
そりゃ〜村のばあちゃん達は喜びましたよ。
なんてったって、皆80歳以上ですからね〜。

ところが、バスが運行するには、我が集落の冬の道路状況は最悪だったのです。
積雪量が一つ下の集落と比較しても半端ないし、
日当りが悪いので溶けないし、
ウチのあたりがどれだけ積もっても、国道が10センチの積雪にならないと
除雪は来ないし…..。
バスの運転手さんからは度重なるクレーム。
ごめんなさい。
本当にすみません。
集落を離れ町に住む60代、70代のおいちゃんの誰かが
村の除雪機でバスの為に除雪の応援に来てくれたり、
私が塩カル撒いたり。
バスが走れるよう地道な努力をしています。
でも、ここに来て、ピンチ!!
村の除雪車が壊れ、塩カルが無くなったのです。
塩カル、辰野町にも在庫無しの状態。
なんてこった〜!
宅急便のヤマトさんやプロパンガス屋さん、
新聞屋さんに郵便屋さん、
仕事とはいえ、沢山の方々が協力して下さっていることで
成り立っている田舎暮らし。
この先天気予報に雪マークは無いけれど、
今朝も−13℃。
気温の低い状態はまだまだ続きそう。
早く雪が溶けて欲しいな〜。
春が待ち遠しい今日この頃です。

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