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2023年5月29日

お田植え

今年も5月20日にお田植えを行いました。
今まで7年お世話になった渡戸の田んぼを去年で卒業し
今年から門前の田んぼになりました。
渡戸の田んぼとお別れするのはとても悲しかったのですが、
8キロくらい離れた田んぼに、
お田植えが終わってから8月末まで
毎日水を入れるために通うのが辛くなり、
川沿いにある2枚の田んぼをお借りしていたので
川沿いの農道と
田んぼと農道の間の斜面の草刈りが漏れなく付いてくるのが
体力的にキツくなり、
今年から家からもっと近い田んぼになりました。

お陰様で田んぼオーナーさん達も皆さん引き続き参加して下さり、
新しいメンバーも加わり、
お田植え当日は気持ち良い五月晴れで、
恵まれていることに感謝しかありません。
しかも今年のお田植えには5月10日生まれと
5月16日生まれの、1歳になりたてのベイビーが二人!!
田んぼの前には何台もの他府県ナンバーを含む車が駐車していて、
道行く人達が、次々話しかけてくれるんだけど、
みんな、
「お祭り!?」
って聞くんだよね(笑)。
やっぱり田んぼはこうじゃなくちゃ!

今年も根橋正美さんに無農薬、無化学肥料で起こして頂いた
ササニシキと白毛餅の2種類を植えます。
お借りした4条植えの田植え機は絶好調。
そしてもう作業に慣れたメンバー達は
機械が植えそびれた欠植部分にどんどん手植えで補植。
お昼は田んぼの横でランチ。



お赤飯、炊き込みご飯、ウドのソテー、ふきの煮物、切り干し大根、わらびのお浸し、リーフレタス、ジャガイモの香茸あえ。
買って来た物よりも近隣の恵を用意しました。

去年、この田んぼのみならず、この田んぼ周辺は
<いもち病>が発生しました。
いもち病はその田んぼに住み着くとも言われています。
病気の害を減らすために、
また水温を上げるために、
良い菌に住み着いてもらうために、
竹墨を沢山焼き、青いもみ袋に入れ
田んぼに入れてみました。
メンバーの岡田ご夫婦が焼いて下さった竹墨も一袋あります。
竹墨の効果があるか、無いかは秋になればわかるかな。



そして、田んぼにいれる水は水路を作って迂回させ、
直接苗に行かないようにしました。
ササニシキは冷夏に弱いので、気を使います。

明日から手押しの除草機を押す作業を始めます。
去年まで慣行栽培だった田んぼなので、
この先3年くらいは草との戦いです。
慣行栽培では除草剤を投与しますが、
除草剤は草を殺すのではなく、
眠らせるので、除草剤を入れなくなった途端、
10数年分のひえ等の草が芽吹き
それはそれは凄まじい事になるんです。
以前から一緒のメンバーがいるから、
今ならまだ立ち向える。

去年、渡戸で最後に栽培したササニシキの食味数値は80。
これ、実は驚異的な数字なんです。
5年以内に食味数値80にしたい。
美味しいお米作り、今年も本格的に始まりました。

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