2017年5月16日
渡戸営農組合のお田植え
私が川島の谷に移住したのは今から18年前で、
最初は谷の入り口、渡戸(わたど)地区の古民家を
お借りして3年お世話になりました。
その渡戸で田んぼをお借りしていることもあって、
本日、渡戸営農組合のお田植えに参加して来ました。
渡戸には遊休地がありません。
田んぼを作れなくなった地主さんがいらしたら、
その土地を営農組合が管理してお米か蕎麦を作っています。
今日は営農組合で管理している
農協さんに出荷するお米のお田植えでした。
私は今まで運転する田植機というものを
間近で見た事がありませんでしたが、
今回のお田植えはそんな大きな田植機が3台出動しました。
私が加えていただいたのは4条植えの田植機のチームでした。
ビックリしたのは、この田植機には肥料を投入するところがあって、
肥料と苗を交互に投入し、植え付けて行くってこと。
写真の真ん中に山になっているのが肥料です。
国道から川島に入ってすぐに広がる田んぼから
お田植えが始まりました。
何とも言えない、奇麗で清々しい光景だな〜って、
改めて思いました。
本当に最近、いえ、ここ数年、
忙しく動き続けてきたので、こんなにゆっくり、
川島の谷を見た事は無かったように思います。
住み込みでお手伝いしてくれている由季ちゃんとひかるちゃんも
今回のお田植えに参加しました。
二人ともお田植えは初めてですが、
「楽しい!」
を連発。
私にとっては古巣(!?)の渡戸営農組合なので、
久し振りの皆さん達と、話が尽きなくて。
お田植えも鎌の持ち方も、何もわからなかった私に
一つずつ教えてくれた懐かしいおじさん達。
それにしてもま〜、よく、15年も18年も前のことを
覚えていてくれるもんだな〜。
そして、渡戸営農組合と言えば、慰労会。お酒!!
昔も沢山飲ませていただきました。
そして、楽しい思い出も!
今日は残念ながら、10キロ離れた月のもりまで帰るので、
ウーロン茶で我慢。
お酌専門でした。
それでもやっぱり楽しい慰労会。
昔から、きっと、田んぼには人が集まって来て、
飲んだり食べたりがつきものだったのだと思います。
少なくとも、私が移住して来た頃は、
田植えと稲刈りには、親戚一同が集まる光景がそこかしこの田んぼでも見る事ができました。
でも、今ではそんな光景も珍しくなって来ています。
特に稲刈りは誰もいない田んぼでコンバインだけが動く光景になってきています。
今日は色んな原点を見た一日になりました。
そして、今日覚えた方言。
<ぼんこざ>。
宴が終了しても、ダラダラ飲むことを言うのだそうです。
知らなかった。