平素より当宿をご愛顧いただきありがとうございます。
東京から長野へ移住する時、強い意志を持って農家民宿の開業を目指し、16年に渡って営んで参りましたが、3月31日を持ちまして廃業する運びとなりました。
誠に勝手ながら、廃業までの宿泊、ランチのご予約は締め切らせていただきました。
開業前からご支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
がっかりさせてしまった方がいらっしゃったら、誠に申し訳ありません。
引き続き、世界で一番大好きな川島の源上で、農業に幅広くチャレンジして参ります。
時々、ブログなどを覗いていただけましたら幸いです。
長年にわたる格別のご愛顧を心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
農家民宿 月のもり 宿主
1ヶ月半、スタッフとして異国の地で頑張ってくれた
アニカが明日、ここを離れます。
行き先は京都。
今朝から使っていた部屋の掃除や洗濯、荷造りをしていて、
朝帰りしたランギは、
アニカの部屋の変貌に、何かを察した様子。
鳴き声や慌て方が尋常じゃない。
朝食を食べているアニカの膝に飛び乗り、
しっかり捕まって、まるで「行かないで!」と言っている。
そんな大騒ぎをした後、
静かになったと思ったら、
ランギはここにいた。

アニカのスーツケースの上で寝ていた。
私達が笑い転げて写真を撮ろうが、なでようが、お構いなし。
僕も京都に行くんだ!
アニカと一緒に行くんだ!!
強い意志が伝わってきます(笑)。
お昼には台風が去り、
午後からは晴れ間も。
例年この時期から始まるくるみ拾い。
台風が去ったこのタイミング。
きっと沢山拾えることだろうと、
お客様とアニカと3人でスーパーの袋片手に出発。
いくつかあるポイントを回り、
結局3キロ奥の蛇石まで歩いて、袋が破けそうなくらい
拾ってきました。
まだ若い物も含まれていますが、
今度はいつ来れるかわからないし、
様々な場面で登場するくるみは我が家の必需品なので
欲張って拾って来ました。
自生しているくるみは、言い換えれば国産オーガニック。
自然の恵みをみんなで美味しくいただきます。
老朽化で、この夏お客様がウッドデッキを楽しんでいただくことが
できませんでしたが、やっと、応急処置が終りました。
これでしばらくは大丈夫ですが、そう遠くない日に作り直さねばならず
頭が痛い(笑)。
ついでに
重い、あけにくい、不便…..。
等など、不評だった洗面所と脱衣所の引き戸も新しくなり、
指1本で開け閉め可能になりました。
今なら洗面所で歯磨きするだけで、森林浴が楽しめます(笑)。
今、玄関前にはカボチャが並んでいます。

今年は4月の寒さで畑のスタートが遅れてしまい、
かと思えば5月に30℃を超える高温が訪れ、
その後は雨が降らなかったり、何だりで、
2年連続瓜科は災難な年でした。
トマトもだけど、
ズッキー二とかぼちゃは病気が酷かった〜。
そんな訳で、かなり植えたはずのカボチャは
期待を裏切る展開になってしまいました。
ところが!!
捨てる神あれば拾う神あり!
月のもりでは生ゴミを畑のコンポストに捨てていますが、
カボチャの種などは分解されることなく、
土に戻って行きます。
ポットに種まきをし、
暖かくなるまで室内で過保護に育てられたかぼちゃが
どんどん駄目になるのを横目に、
コンポストから畑に戻された種たちは
自由奔放に成長していってくれたのです。
たくましいな〜。
で、8月の終わりから何度となく猿に食べられているにもかかわらず
それなりに収穫できているのです。
嬉しい、嬉しい。
で、その嬉しさがこの玄関の様子に現れている…..ということなのです。
かぼちゃの旬は多分、夏。
でも、化学肥料はもちろん、マルチという黒いビニールも使用しない
我が家のかぼちゃは秋が旬。
収穫後の追熟期も過ぎ、
これからかぼちゃが定番野菜になりそうです。

虎太郎、ほれぼれしたので撮ってしまいました。
本当はビビリな甘えっ子ですけどね(笑)。
今日の午後、遅れていた白菜の定植作業がやっと終了しました。
明日は草だらけになってしまったエリアを開墾し、
種を撒く準備をします。