月のもり

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廃業のお知らせ

平素より当宿をご愛顧いただきありがとうございます。

東京から長野へ移住する時、強い意志を持って農家民宿の開業を目指し、16年に渡って営んで参りましたが、3月31日を持ちまして廃業する運びとなりました。

誠に勝手ながら、廃業までの宿泊、ランチのご予約は締め切らせていただきました。

開業前からご支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
がっかりさせてしまった方がいらっしゃったら、誠に申し訳ありません。

引き続き、世界で一番大好きな川島の源上で、農業に幅広くチャレンジして参ります。
時々、ブログなどを覗いていただけましたら幸いです。

長年にわたる格別のご愛顧を心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

農家民宿 月のもり 宿主


お正月明けから始めた大掃除は、息子が使っていた部屋を残すだけとなりました。
主がいなくなった部屋を、キッチンの続きのように使いたいと思っているのですが
今、頓挫しています。
この部屋には今、ブルーシートに包まれた、
収穫し、干したままの状態の蕎麦や豆類が所狭しと置いてあるのです。
これらを脱穀したり、さやから豆を出さない事には
片付いて行きません。
もう少ししたら、味噌作りやポットに種蒔きが始まります。
これらは、この日当りの良い部屋に置くことになりますから、
場所を空けなくてはなりません。
また抜けない疲れや体の痛みもあり、
なかなか重い腰があがりません(泣)。
 
昨日はやっとの思いで
豆のさや出しと向き合う決心をし、
TVの前にブルーシートを広げ、地味~~~~~に
TVを見ながら始めました。
大納言小豆、黒小豆、三尺ささげ、黒い豆、ベージュの豆、白い豆…….
数種類がごっちゃになって、ブルーシートに包まれています。
出しては、種類毎にビンに入れて行くのですが、
一人でやっていても、なかなか進まない(泣)。
カラカラに乾いたさやは、ウサギのピーターの
敷きワラ兼、ご飯になるので、大きなビニールの袋に入れて行きます。
それを見つけたランギ。
箱があったら、入りたい。
袋があったら、突進したい。
雨降りだったこともあり、<またたび>をほんのちょっとあげてハイになったこともあり
エキサイトしまくり(爆笑)。
 


 
君がいてくれると、本当に楽しい。
地味な作業も笑いながらになってしまった。
 

雨降りの日や室内で静かに作業をしていると
決まって頭に浮かんで来る本がある。
 

<センス オブ ワンダー>
 

 
レイチェル カーソンの遺作。
<沈黙の春>の著者です。
<センス オブ ワンダー>を読んだ時、なぜ<沈黙の春>を書く事ができたのか
わかった気がしました。
そしてこの本を読んだ時、鳥肌が立ち、私がなぜここを好きなのか
わかった気がしました。
私にとって聖書のような本。
薄くて、使われている写真も美しい1冊。
 
機会があったら、是非一度手に取って見て下さい。
 
さて、今日も<センス オブ ワンダー>の一説を思い出しながら
豆のさや出し。
 

Have a nice day !

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