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BLOG

廃業のお知らせ

平素より当宿をご愛顧いただきありがとうございます。

東京から長野へ移住する時、強い意志を持って農家民宿の開業を目指し、16年に渡って営んで参りましたが、3月31日を持ちまして廃業する運びとなりました。

誠に勝手ながら、廃業までの宿泊、ランチのご予約は締め切らせていただきました。

開業前からご支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
がっかりさせてしまった方がいらっしゃったら、誠に申し訳ありません。

引き続き、世界で一番大好きな川島の源上で、農業に幅広くチャレンジして参ります。
時々、ブログなどを覗いていただけましたら幸いです。

長年にわたる格別のご愛顧を心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

農家民宿 月のもり 宿主


2015年2月21日

お茶に呼ばれて

今、私がここに住んでいる、全てのスタートは
『お父さん』と呼んでいる方との出会いがあったから。
どんな経緯を経て東京を離れ、長野へ来たのか、
これから長野で何をしたいのか、
必死にしゃべった私の
力になってやらなきゃ、
こいつは本気だ、
と、思って下さったことが全ての始まり。
ここ数年、ゆっくり話をする余裕もなく
時間が経ってしまい、
時々見かけるお父さんは、
すっかりお年を召されてしまい、
かつての勢いが全くない。
一緒にお酒飲んで、
一緒に田んぼやって、
何もわからない私に
沢山のことを、文字通り手取り足取り、
教えてくれたお父さん。
お酒が入ると、特に憎まれ口を言いたくなるようで、
私を怒らせて、楽しいでいたのに。
<br/>
お元気なうちに、
私の言っている事が理解出来るうちに、
近況の報告と
もう一度、ちゃんとお礼が言いたくて、
昨日はお茶にお邪魔してきました。

で、久し振りに見る、田舎のお茶の光景がこれ。



お茶じゃなくて、御飯ですよね(笑)。
お母さんが、私の為に、
一昨日からおでんを煮込んだり、
朝からあれだ、これだ、と作って待っていて下さった。
しかも、今回びっくりしたのは、
お父さんがおでんのゆで卵の殻を割るとか、
アシスタントを務めたってこと。
おまけに、毎食後の食器洗いはお父さんがしている、っていう話。
ええええ!!
びっくり。
お二人とも、人生の残りが短いことを常に口にし、
そのことを前提に何でも考えているんだけど、
でも、どこか夫婦漫才で、ちょっとおかしい。
忙しくても、またお邪魔させていただかなくちゃ。
沢山のお土産を助手席に乗せながら、
そう思ってしまった。

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