月のもり

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先日、男女とも長野県が長寿日本一であることが報道されました。
全国で一番なんですね、長野県。
長野の山奥に住んでいる私としては、納得です。
だって、近所のおばあちゃん達は、皆80歳を過ぎても農業、やっていますからね。
痛いだ、痒いだ、ぶつぶつ言いながらも、
ご先祖様から受け継いだ田畑を守る為に、
半ば仕方が無く、春から初冬まで
外に出る訳です。
太陽にあたり、風に吹かれ、汗を流すことは、
それだけで体に良いに決まっています。
しかも、必要に迫られて…..というより、
畑があるから作物を作っているので、
必要以上に収穫できちゃうんですね。
折角作ったのに、無駄にしてはもったいない、と、
漬け物にしたり、煮物にしたりで、
それらがご飯のおかずになり、お茶菓子の代わりになるわけで、
市販のお菓子やレトルトのおかずなんて、
必要ありません。
野菜と穀物中心ですから、
胃や腸も元気だし、血液も多少の高血圧があったとしても、
キレイな血なんでしょうね。
おまけにウチの集落なんて、山に蛇口がついているような状態ですから、
湧きたての水を浴びるほど飲めちゃうわけで、本当に美味しいです。
そうそう、東京から移住してきた当初は、
昔から飲んで来たお茶や麦茶が、別物か!?ってほど、劇的に美味しくなって、
これだけでも移住した価値があったと思いましたもの。
近所のおばあちゃんの話しだと、
ついこの間まではガンで亡くなる方なんていなかった、とのこと。
畑に行ったっきり帰って来ないと思ったら、
畦で亡くなっていた、とか、
今朝はいつまでたっても起きて来ないと思ったら、
布団の中で亡くなっていた、とか、
中には腰を悪くされて寝たきりになって、
その後亡くなられる…..ということもあったらしいけど、
どちらかと言うと、亡くなる直前までごく普通に日常生活を送っていて、
お迎えが来ちゃった……という事の方が多かったらしい。

私は妊娠するまで、何も考えずに<食べ物>として売られている物を
疑う事無く食べて来ました。
そして出産後、息子の凄まじいアレルギーをきっかけに、
食に対して様々な考え方があることを知り、
色々取り入れて来ました。
オーガニック食材、玄米菜食、マクロビオティック、身土不二、
一物全体、陰陽食……。
今、私の食事にスタイルはそれぞれの考え方を取り入れていると言って
良いのかな〜?
何かに拘る、というよりは、今手に入る物、体が欲しがる物を食べている、
って感じ。
近所のおばあちゃん達が昔から食べて来たスタイル。
基本的には野菜と穀物。
山のキノコや家の回りで収穫できるフキやわらびも貴重な食材。
でも、ハレの日には甘いものやごちそうを食べたり、
体が欲しがれば肉も食べる。
そんな食のスタイルに落ち着くまでの話しや
長野県の取り組みに関して、何回かに分けて書いてみようと思います。

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