月のもり

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2013年5月28日

玉葱畝が大変!!

昨日は午前中、歯医者さんで定期検診。
私の担当医が今月は出張なので、別のDr.でした。
私のカルテにはでっかく赤で
<タバコ禁止、コロン禁止、朝シャン禁止>と書いてある。
化学物質過敏症だから、配慮して書いて下さってあるんだけど、
ちょっと申し訳ないような、恥ずかしいような気持ちになってしまいます。
久し振りに山から下ったので(ハイジのおじいさんみたいだ…..)
色んな所で買い込んで帰宅しました。

帰宅後、ロフトと2階の私の寝室の大掃除&模様替えを開始。
明日から住み込みスタッフ、Rちゃんが神奈川から来て下さいます。
彼女に2階を使ってもらい、私はロフトに移動します。
冬の間に家中の大掃除をしたのですが、またまた根本的に部屋の使い道を
変更することになりました。
今日のお昼過ぎまでかかって、やっと終了。
昨日の夜は間に合わないかと、焦りましたが、
何とかなりました。良かった〜〜〜♪

さて、畑仕事はやるべきことが山となっています。
どこからやろうか….。
とりあえず、今夜から待望の雨の予報だから、
長ネギと玉葱、麦に追肥しよう。
まずは来月収穫予定の玉葱畝に。
すると、なんかヘン!
いくらいつまでも寒かったり、乾燥が酷くても、
成長が遅過ぎるような…..。
それに玉葱苗もかなり減っている。
ん….!?
畝間がクッションみたいにフカフカ。
あ!!!!
玉葱の畝はワラで覆われています。
玉葱の根本のワラをどけると、ぼっこり、穴!
やられた〜〜〜!!

初冬に畝に定植した玉葱苗は
寒さに負けないよう、霜で持ち上がらないよう、
ワラを畝に敷き詰めているのです。
玉葱苗を守ってくれているワラは、
ねずみやモグラにとっても、過ごしやすい環境を提供するのです。
ワラを敷き詰めてある事で、微生物の繁殖が促進され、ミミズも沢山。
このミミズを狙ってモグラが集まり、
モグラが作った通路を使ってネズミが移動するのです。
おまけに玉葱には冬中、何度も追肥や米のとぎ汁乳酸菌等を散布していますからね。
化学肥料しか使っていない畑にはない、
生き物の営みが展開されている訳です。
有機農業の良い所でもあり、
弱点でもあるわけです。
実際、すぐご近所の化学肥料しか使わない方の畑は、
そんなにネズミ等の被害が出なかったりします。

そんな訳で、玉葱苗の周辺はモグラやネズミのトンネルだらけで、
苗によっては、根が張れず、斜めになっている物や、
触った途端、すとん、と地中に落ちてしまう物も。
「何て事してくれたんだ〜〜!」
畝に向かってひざまずき、両手でぎゅうぎゅう押し込むように植え直し。
収穫は来月なのに、<らっきょう>にも劣るような小さな玉葱ばっかり!
「ふざけるなよ〜〜!!」
って、何度、言っちゃったことか。
でも気がついたんです、玉葱苗が萎縮していることに。
農作物は、生産者の人間性を反映すると思っています。
怒って向き合っちゃ〜、いけません。
「あ、ごめんね、玉葱が悪い訳じゃないのに、ごめん、ごめん!!
こんな状態で、よく頑張ってくれたね〜、
さすがネギ科だね〜、他の野菜じゃ〜、こうはいかなかったよ〜。
ありがとうね〜。
こんなになるまで気がつかなかった、私が悪かったね〜。
本当に悪かったね〜。
じっと耐えてくれて、ありがとうね〜。
気がついたのが今日で良かったね〜。
今日もまだ気がつかずにいたら、
今年は収穫ゼロだったかもしれないもんね〜。
今ならまだ間に合うもんね〜。」
畑でおばさんが一人、玉葱にひたすらポジティブ トークを続ける。
知らない人が見たら、頭がおかしいと思われちゃうよね〜(笑)。
でもね、あの、奇跡の林檎の木村さんだって、
りんごに話しかけていたじゃないですか。
私、それを知って嬉しかったです♪
やっぱり、話しかけたくなるんですよ。
で、話しかけると、応えてくれるんですよ、野菜って。
本当だよ。

あとほんの少し残して、今日は日没。
明日か明後日、残りをやらなくちゃ。
それまで、耐え忍んで待っていてね。

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