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2015年7月10日

WWOOFer Pui

<月のもり>はWWOOF(ウーフ)というネットワークに入っています。
イギリスで始まったシステムで、
有機農業を営む農家と、それをサポートしたい人が加入しています。
私はホストと呼ばれる受け入れる側で、
ウーファーという働き手になってくれる人を、迎え入れています。
ホストは、ここまで来てもらう交通費やお給料を払う必要がありません。
滞在中の部屋と食事を提供するだけで良いのです。
このシステムで毎年何人かの人が来てくれています。

日本人でウーファーをしている人は、
将来、田舎暮らしをしたいとか、農業に従事したい、農家民宿を営みたい、等
次のステップにつなげる為に、勉強と考えている人が多いように思います。
外国人は日本を旅する一つの方法、ととらえている人がほとんどで、
ガイドブックに載っていない、オリジナルな旅を楽しむ手段になっているようです。

今日までアメリカ人のPuiがウーファーで滞在していました。
彼女はNew Yorkで生まれて育っていますが、
ご両親が中国からの移民なので、
彼女と一緒にいると、香港人かシンガポール人と一緒にいるような、
アジアのどこかへ旅している錯覚を覚えます。
先祖代々ネイティブな人が話す英語とちょっと違うのも、
凄いアジアチックで
元、バックパッカーの私は耳から入って来るこの刺激に
ワクワクしてしまいます♪

Puiは初めての日本滞在で、ほとんど日本語を話す事ができません。
私はほとんど英語を話す事ができません。
じゃあ、どうやってコミュニケーションを取るの?
って良く聞かれますが、お互い人間同士、
しかも、互いに興味を持っている者同士、
多少の手間や時間がかかっても、意思の疎通はできるものなんですよ。
英和、和英辞書を真ん中に置き、
大切なことはGoogl翻訳を頼り
(でもこれって、無いよりマシ、程度の翻訳なんですよね〜。)
ジェスチャーや身振り手振りでお互いに理解を深めて行きます。
そして、こんな時間を過ごしていると
インドネシアでインドネシア語とバリ語、英語を駆使して
孤軍奮闘している息子は、我が子ながら凄いな〜、頑張っているな〜、
と感心するのであります。

Puiはじゃがいも掘りがメインの仕事のはずだったんだけど、
連日の雨で、一度も畑での作業はできませんでしたが、
これから定植していくキャベツやブロッコリー、カリフラワーの
苗の移植作業や、
天井や壁の蜘蛛の巣取り、大量のクルミ割りを
頑張ってくれました。

10年前にWWOOF を始めた時は、妹や弟が手伝いに来てくれる感覚でしたが、
今では甥っ子、姪っ子を受け入れる感覚(笑)。
今日、ヒッチハイクで次のホストももとへ旅立つPui。
お母さんとしては、ちょっと心配なのであります。

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